# by vistari | 2008-07-25 21:44
自分の経験上最強の愛すべき銭湯「あさひ湯」が自宅建替えのため
すべて取り壊されてしまった。通っていた当時は時間が昭和のまま
止まってしまったそのレトロなつくりに魅せられてシャワーも無い不便な
その場所にせっせと通ったものだが、何せ開店間際に行くもので、湯船の
温度調節をしてからでないととても浸かることができない。毎日、熱湯
風呂と格闘しながらやっとの思いで入ったのを懐かしく思う。
今から思えば、温度は50度を超えていたようだ。
古い街なので客層はお年寄りがほとんどで、隣の女湯からその日の一面
ニュースから近所の話題まで30分ほどの間でものすごい情報をきかされた
ものだった。とくにお葬式の話題になると葬儀の日時はもとより、亡くなられた
方の生い立ちが自然と語られる。自分はこの街に来て日が浅いのだけれど、
そんな話を聞いているうちに自然と町内の他のひとより情報通になってしまった。
自分の好きだったものが消えてゆくのはなんとも寂しいものだ。
写真を残してなっかたので探していたところ、当時のあさひ湯の記事が
知り合いのブログにありました。